無事契約を済ませ、さあいよいよお引越し!
ほとんどの場合、契約開始日の前日から鍵の受取が可能になります。
管理会社に出向き、鍵預かり証といった書類に署名捺印をして受け取ることになると思います。
鍵を受け取るとやはりすぐに家に入りたくなるもの。
自分で持っていけるものは先に搬入しようかな。など考えたりするでしょう。
気持ちはよく分かります。新しいお住まいでの新生活にはワクワクするものです。少しでも早く生活を始める準備を始めたいものです。
しかし、2つの大事なことを忘れてはいけません!
ひとつは、あくまで契約は「契約開始日から」ということ。
契約開始日=賃料発生日です。家賃を払っていない日に入ってしまうのは悪い言い方をすれば「不法侵入」です。
まぁ、それで捕まった人は聞いたことがありませんが、場合によっては"契約解除"なんて事態になりかねないので・・・
もうひとつは、火災保険(家財保険・費用保険・賠償損害保険等)について。
ほとんどの賃貸契約において火災保険の加入を求められます。火災や風災、漏水事故や窓ガラスや設備の破損などが対象になる保険です。事故や破損の内容によっては大変高額になることがあるため入居者にとって非常に大事な保険です。
ここでも気を付けなければならないのは、この保険が適用されるのは「契約開始日から」ということです。
前日に鍵を受け取ったからといって、その日に引越し作業をしてその作業中に窓を割ってしまった、ドアを破損してしまった場合は「保険が適用されません」。全て自己負担になってしまいます。
「お部屋に入るのは契約開始日から」
これを忘れないで下さい。
いい加減な管理会社だと、
「前日に引越しして良いですか?」
と、聞くと、
「まぁ、聞かなかったことにします」
なんてニヤニヤして答えたりしますが、気を付けてください。
責任は全て契約者であるあなたに降りかかりますので・・・