温暖化の影響もあってか、近年、甚大な被害をもたらす自然災害、特に風雨による災害が増えてきています。
先日の台風でも日本列島に大きなダメージを与えているのは言うまでもありません。
その被害は多くの"想定"を超えることによって思いもよらない被害が多発しています。
それでも、以前よりは災害に対する"備え"が着実に変化・進化してきているように感じます。
ただし、その変化・進化に対応できない人がいるのも事実です。
先日の台風の際に、多摩川が氾濫するかもしれないという情報が流れました。
私の両親は多摩川流域に住んでいるので、心配になり電話を入れ、避難したほうが良いかもしれないよ。と勧めると返ってきた答えは、
「周りの人も避難してないから大丈夫だよ」
でした。
幸い、両親の住まい周辺では氾濫の影響がなく事なきを得ましたが、メディアを通じで他のエリアでの浸水被害を目の当たりにしてゾッとしました。
どんなにメディアなどが情報を発信しても、その受け取り手の認識が追い付いていなければ、何も意味がない・・・
そんな思いがしました。
おそらく、強大な自然災害は今後も続くはずです。
風災対策、洪水対策、避難対策・・・
どれだけ対策を講じたとしても、それを生かすも殺すも"人"次第なのかもしれません。
できる対策は何でもしておくに越したことはありません。
お住まいの住居でできること、お住まいのエリアのこと、災害時の心の準備、改めて身を守るための"備え"をしていただきたいと思いますし、これからお住まいを探される方は、間取りや設備、駅からの距離だけでなく、災害についても考慮されてはいかがでしょうか?